簡単に崩れ去るってこと

【生活世界13】


もう国家試験が終わり、無事就職できそうなので、またどうでもいい文章をだらだらと垂れ流すこととします。どうでもいいうえに面白く書かれた文章でもないので、ちゃらららん


縁がたまたまあった人とどういう関係性に転ぶかはわからないものですねって話。


自分はたいして友達もいないので、ネットのほうで話友達をつくったりしている。おまえは寂しいやつだな、といわれても否定できないわけですが、誰でも恵まれた立場にいられないのが、この社会ってものだよ。


精神的に余裕のある人だったら、受け止められることでも、余裕がなかったら、上記のような文章を読んで、「そんなもん甘えだコミュ力低くて努力の足りないお前が悪い」と説教したくなるのが人情ってものです。まあ、そんなに興味ないのが実態かうはー。


まあ、そんなわけで、国家試験が終わってからは、だらだらとネットで、コミュニケーションをとっていることが多くなった(主にスカイプで)。


今回話題にするのは、オフ会の話(ネットで、異性に会う系の話にそもそも拒絶感のある方は、この時点でブラウザの戻るボタンを押してください)。


3月は、手持ち無沙汰になる真空期間なので、もう一回、東京に誰かと遊ぼうと思っていたが、それはキャンセルになった。


候補は、京都のやつと、千葉の子。両方とも、スカイプで知り合い、友達になったので、去年の末、東京にて会ってきたのだ。会って、遊んできた経緯は省くが、どちらともフレンドリーに別れた(と自分は思っている)。


京都のやつは、春休みになったら、なんか東京行きたくなったから、また遊ぼうや!と言ってくれたのだが、その後、予定が変更になったらしく、横浜に泊りがけで、彼女と旅行に行くそうだ。


千葉の子は、もう二度と会わない気がする。


もう二度と会わないだろうという予感について、経緯を書く。


簡単なことで、「所詮、お前とはネットでのうっすいつながりにすぎないのであって、なぜ気を遣わなければいけないのだ」と言い放たれたことが原因。


昨日、彼女がスカイプに久しぶりにログインしていたので、「こんばんは」と話しかけたら、急にログオフ状態になった。


あれ、話したくなかったので、無視されたのか、と思った。とはいえ、なんだか嫌な気分にはなったので、「話しかけたら、急におちるのはどうなんだろうかどうなんだろうか」と打った。


わざわざこう書き込んだ経緯は、あちらからくれた最近の一本の電話が原因だ。


国家試験が終わり、学内採点が終わったので、学校に結果を聞きに言ったら、「合格」ということだったので、それを家族にメールで報告した。


ついでに、少なからず好意のあるその千葉の子にも、メールで合格した旨を報告した(今までもけっこう、メールをしていた)。ついでに、3月中に会えるかどうかも尋ねた。前に、DVDを貸してくれるという話をしてもらったので、それを建前として。


その日には、メールは返ってこなかった。だいたい、メールを送れば、夜中には来るので、「あれ、無視されたのか?」と思っていたら、翌日の午前中に電話が千葉の子からかかってきた。


「おめでとおおおお」とけっこう自分ごとのように、うれしそうな声で、祝福された。どうも、就活中の彼女のケータイのメールボックスは、企業からのメールでいっぱいになっており、こちらのメールを見つけられなかったようだ。


会うかどうかの話は、3〜4月中は、就職活動で忙しいので、5月ころになりそうだ、という話になった。それで、電話を切った。いろいろ心配したけれど、彼女との関係性は良好だと、そのとき思った。


で、今日、夕方に、チャットがきた(国家試験は終わってからは、学校に行く必要はない)。


「話したくなかったので、おちた すみません」と書いてあったので、


「チャットを送ったのは、機械じゃなくて、生身の人間なので、ひとこと声をかけてもらっていいかな?」と書いた。


人によって、何をされたら嫌だ、というのは違ってくるとは思うけれど、自分は「コミュニケーションをとろうと思った相手に、露骨に無視される」というのが、かなり嫌な気分になる。「今日は、話す気分じゃないから、ごめん」と一言いえば済む話じゃないか、ということだ。これは、別にリアルでも、男友達でも変わりない話。


すると、「そんなことくらいでムカつくんだったら、話しかけなきゃいいじゃん」ときた。


本人の中では「そんなことくらい」でも、他人のなかでは、けっこう重要だったりするものだ、と想定するのは、人間関係で基本じゃないのか?という疑問は差し置いておいて、


とりあえず、「いあいあwそれは最低限の礼儀じゃないかな?」と冷静なふりをして書いた。冷静なふりをして書いたものの、「この人、別人なのかな」と疑う気持ちさえ出てきていた。もともと、そういう攻撃的な物言いとは、無縁の人だと思っていたからだ。


スカイプに礼儀とかあんま感覚ないわ 所詮ネットじゃん」


たしかにそんなに面識のない同士だったら、そういう態度でもまだいいかもしれないけど、


しかし、なんどもチャットしたり、ボイチャしたり、メールアドレスを交換したり、試験が受かったことについて、わざわざ祝福の電話をくれたりするような仲の人(しかもついこの前)に、「所詮ネットじゃん」と、切り捨てられるのは、個人的に納得いかないし、一般的にも「変」じゃなかろうか。自分が知らないうちに、何かしてしまったのか??と疑ってしまいたくなる(その祝福電話以降、何も連絡をとっていない)。


この人のなかでは、いくら親しいフリをしていても、ネットでのコミュニケーションだったら、そんな仮面は脱ぎ捨てていいってことなのか?


とりあえず、「まあ、そうだけど、一度会って話したり、今までいろいろ話したわけで、まったく匿名の人間ってわけではないでしょう」

「ネットという媒体になったら、急に社会性に欠ける態度をとってもいいという話になるのはおかしいよね」

「就職活動で忙しくなって、イライラしてるのかもしれないけど、別にイラつかせようとしてチャットとばしてるわけではないので、了解くらさい」


とまともな人っぽい返事を送ったら、返事はこなくなった。


正直、相手の反応の整合性がなさすぎて、自分の中でどう消化したらいいのかよくわからない。もとからこっちを拒絶したい気持ちだったら、わざわざ国家試験が受かったことについて、「おめでとう」と電話しないはずじゃないのか?なんでそういう反応に転んだのか、さっぱり想像できない。


少々、差別的なことを書くなら、「メンヘラ女だから」って話に還元してもいいけれど、結局、自分の中で消化する理由付けにしかならない。メンヘラって定義もあいまいだけど。


チャットしていても、「なんか精神状態がおかしい 死にたい」とか言ってきたり、ネット上の公開日記とかで、人生詰んだと書いてたりするから。そのたびに、フォローするようなことを言ってきたつもりではある。無駄だったけどw


まあ、自分以外には人事なので、その程度の理由付けでいいのかもしれない。メンヘラが嫌いだ、と言っていた知り合いの気持ちがなんとなくわかってしまった。親しい関係を築いたと思っても、「フリ」でしかない、怖さ。


全然違う視点で言えば、若者のコミュニケーションがフラット化してきているなんて話があるけれど、いくら親しくなったつもりでも、「つもり」を超えられないのが、ネットコミュニケーションなのかもしれない。


ここまで、読んだ奇特な人のなかには、「なんでさっさと関係を切らないのか?」とイライラした人がいるかもしれないけれど、そういう発想の仕方こそが、濃い関係性をつくれず、薄い関係性に留まる「コミュニケーションのフラット化」の影響だ、と思う。


話を単純化すれば、「ネットである程度なかよくなった子が、かなりささいなことで、急に冷淡になった」という、かなりつまらない話になってしまうけれど、積み上げてきたものっていうのは、ささいなことで瓦解してしまうのだなあ・・・と青い自分が悟りかけるチャンスではあった。


まあ、この関係がどう転ぶのか、もう少しだけ、その推移を人事のように眺めてみたい。